こんにちは!しーま(@s59shima)です。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
この記事では、こんな悩みや疑問のある方に向けて記事を書きました。

Java資格の【OCJ-P】ってどんな資格!?おすすめの参考書を教えて
これから Javaプログラミング学習を予定している方 , Java基礎を習得後、更なるスキルアップを目指している方におすすめです。
- OCJ-Pの概要と難易度について
- 試験の出題範囲や申込方法について
- 試験当日に必ず準備するもの
- 勉強方法1 – おすすめ書籍をご紹介
- 勉強方法2 – おすすめのスクールをご紹介
OCJ-Pとは

Oracle Certified Java Programmerの略で、Oracle(オラクル)社が運営するJava言語の認定資格になります。
2020年07月現在、受験最新バージョンはJava SE 11です。

2009年にオラクルがサン・マイクロシステムズを買収し、名称が【SJCP】から【OCJP】に変わっています。
OCJ-Pの【種類】と【試験概要】

OCJ-Pには以下の3つの種類があります。
- Gold(ゴールド)
- Sliver(シルバー)
- Bronze(ブロンズ)
Bronze < Sliver < Gold の順に難易度が高くなります。
それでは、各試験の概要について確認します
※BronzeはJava SE 7/8 を対象、SliverとGoldはJava SE 11を対象
試験名 | Bronze | Sliver | Gold |
試験番号 | 1Z0-818 | 1Z0-815 | 1Z0-816 |
受験料 | 13,600(税抜) | 26,600(税抜) | 26,600(税抜) |
出題形式 | 選択問題 | 選択問題 | 選択問題 |
試験時間 | 65分 | 180分 | 180分 |
出題数 | 60問 | 80問 | 80問 |
合格ライン | 60% | 63% | 63% |
前提条件 | なし | なし | Sliver取得 |
Bronze(ブロンズ)
試験時間が60分に対して出題数が60問となっています。
だいたい1問あたり1分程度のペースで解答する必要があります。

時間配分を考慮する必要がありますね!
Sliver / Gold(シルバー / ゴールド)
試験時間が180分に対して出題数が80問となっています。
だいたい1問2分強で解答する必要があります。
Bronzeとは異なり、試験時間が2時間半です。
ちなみに、Goldを受験する場合、前提条件としてSliverに合格する必要があります。
OCJ-P(Bronze/Sliver/Gold)の難易度

気になるのは各試験 (Bronze・Sliver・Gold) の難易度です。
オラクル公式サイトより試験内容を引用します。
Bronze(ブロンズ)
まずはBronzeです。
言語未経験者向けの入門資格で Java 言語を使用したオブジェクト指向プログラミングの基本的な知識を有することを評価することを目的としています。
オラクル公式サイトより(https://education.oracle.com/ja/oracle-certified-java-programmer-bronze-se-7-8/trackp_364)
これからJava言語を始める人を対象にしている感じです。
オブジェクト指向プログラミングを理解するきっかけになりますね。
Sliver(シルバー)
次はSliverです。
Javaアプリケーション開発に必要とされる基本的なプログラミング知識を有し、上級者の指導のもとで開発作業を行うことができる開発初心者向け資格です。日常的なプログラミング・スキルだけでなく、さまざまなプロジェクトで発生する状況への対応能力も評価することを目的としています。
オラクル公式サイトより(https://education.oracle.com/ja/products/trackp_816)
Bronzeで培った知識にプラスアルファといった感じでしょうか。
Sliverを取得することで、現場で通用するスキルを証明できるのかなって思います。
Gold(ゴールド)
最後にGoldです。
設計者の意図を正しく理解して独力で機能実装が行える中上級者向け資格です。Javaアプリケーション開発に必要とされる汎用的なプログラミング知識を有し、設計者の意図を正しく理解して独力で機能実装が行える能力評価することを目的としています。
オラクル公式サイトより(https://education.oracle.com/ja/products/trackp_815)
Goldを取得することで、独力で開発作業を進めることができるレベルのようです。
OCJ-P(Bronze/Sliver/Gold)の出題範囲
Bronze
- Java言語プログラムの流れ
- データ宣言と使用
- 演算子と分岐文
- ループ文
- オブジェクト指向コンセプト
- クラス定義とオブジェクト生成・使用
- 継承とポリモーフィズム
Silver
- Javaテクノロジと開発環境についての理解
- Javaの基本データ型と文字列の操作
- 配列の操作
- メソッドの作成と使用
- 継承による実装の再利用
- 例外処理
- 簡単なJavaプログラムの作成
- 演算子と制御構造
- クラスの宣言とインスタンスの使用
- カプセル化の適用
- インタフェースによる抽象化
- モジュール・システム
Gold
- Javaの基礎
- Javaのインタフェース
- 関数型インタフェースとラムダ式
- 組込み関数型インタフェース
- モジュール型アプリケーションに移行する
- 並列処理
- I/O(基本およびNIO2)
- JDBCによるデータベース・アプリケーション
- アノテーション
- 例外処理とアサーション
- 汎用とコレクション
- JavaストリームAPI
- ストリームに対するラムダ演算
- モジュール型アプリケーションにおけるサービス
- 並列ストリーム
- Java SEアプリケーションにおけるセキュア・コーディング
- ローカライズ
OCJ-Pの申込方法
申し込みは数ステップの手順が必要なため、多少時間はかかります。
受験するには、Oracleの認定システム(CertView)を使用します。
- step1認定システム(CertView)にログイン
アカウントがない場合、アカウント作成からになります。画面の指示に従い、進めましょう!
- step2ピアソンVUEでの受験確認有無
過去にピアソンVUEで受験したかどうか問われます。画面の指示に従い、進めましょう!
- step3試験選択画面から対象の試験を選ぶ
OCJP以外にもOracleデータベースなど複数あります。受験する内容を間違えないように選択します。
- step4受験する会場・日時を選ぶ
受験できる会場が一覧で表示されます。最寄りの試験会場を選択することで、受験可能な日時が表示されます。
- step5最後に、受験料の支払い
事前に受験チケットをお持ちの方は、チケットコードの入力ができます。受験チケットが無くても支払ができますので大丈夫です。

申し込み手順については、別記事にする予定です。画像付きで解説しますね。
OCJ-Pの受験場所
ピアソンVUEの公式サイトより全国の試験会場が確認できます。https://www.pearsonvue.co.jp/Documents/Japan-Downloads/TC_List/pvue_jp_TC_all.aspx
全国各地で受験可能です。
予約制のため、受験したい日に空きがあるか確認が必要です。
試験当日に必ず準備するもの
試験会場で受験する場合、試験監督員による受験者確認があります。
本人確認書類を忘れてしまうと、受験できない可能性があるので、必ず準備しておきましょう!
以下のような本人確認書類が必要です。参考までにどうぞ!
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード
- 社員証
- 健康保険証
もしかしたら変更になる可能性もあるので、ピアソン公式サイトにて確認しておきましょう!

2020年10月にOCJ-Pを受験した時、「運転免許証」と「健康保険証」の2つを提示しました。
OCJ-Pの学習方法

書籍を利用する
IPAが運営する情報処理技術者試験とは異なり、OCJ-Pの過去試験問題は公表されません。
そのため、過去問を入手するのは難しいです。
その代わりとして、以下の問題集(黒本)などを活用し、ある程度の実践形式に備える必要があります。この本は問題数がとても豊富なので、アウトプット学習には最適です!!
かなり前(当時はSJC-Pという名称)になりますが、、、私自身も下記の黒本を受験対策として、無事に合格することができました(*^-^*)


1回の受験で2万円以上する非常に値段が高い試験です。無駄にしないよう、万全な対策で望みましょう!
Java SE Bronze
Java SE 11 Silver
Java SE 8 Gold

Java SE 11 Goldの黒本は、まだ発売されてないようですね。。。期待して待ちましょう!
実際にJavaプログラムを動かす場合
OCJ-Pの問題には、プログラムの実行結果を問う問題もあります。
そのため、実際にJavaプログラムを動かし、処理の流れを追うことも必要になります。
Javaのコードを書いたり・コンパイル・実行を総合的に行える統合開発環境(IDE)がおすすめです。
無料で使用できるソフトで、構築手順も記事にしていますので、合わせてどうぞ。
スクールを利用する
リナックスアカデミーというプログラミングスクールでは「Java認定(OCJ-P)資格対策コース」があります。
「勉強時間の確保がなかなか取れないけど、最短で合格したい!」などあれば、1度確認してみるのもアリだと思います!
合格したら就職・転職・給与UPは!?
Javaスキルを証明できる一つとしてOCJ-Pは有効だと思います。
そのため、実務経験が浅い方は基礎知識を証明する手段になると思います。
企業によって異なると思いますが、Java言語に力を入れている企業であれば資格手当や合格一時金などがあると聞いたことがあります。
本記事のまとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回の記事はいかがだったでしょうか。無理に暗記はせず、使い方や注意点を整理して、その都度調べながら、確認しながら進めても大丈夫だと思います!
ITエンジニア向けの資格について、こちらの記事にも触れていますので、参考にしてみてください。
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